韓国と日本の金融当局の首長が会って監督や政策などの懸案を議論する「定例会議(シャトル会議)」が、7年ぶりに再び開かれる。
金融委員会は3日、日本を訪問している金周顯(キム・ジュヒョン)委員長が、日本の栗田照久金融庁長と会い、金融当局間のシャトル会議の再開に合意したと明らかにした。金融委員会は、「今回の面談は、両国首脳間のシャトル外交の復元など、韓日関係の正常化にともなうもので、金融委員長と日本金融庁長が会ったのは2015年以降8年ぶりのことだ」と説明した。韓日金融当局間の会議は、今年12月19日と20日にソウルで開くことにした。
金委員長と栗田庁長は、気候変動や金融サービスのデジタル化などに関する経験を共有し、今後これについて話し合うことにした。金融安定と金融市場の育成に向け、相互の協力も強化する計画だ。韓日金融当局が定例会議を再開するのは、2016年6月以降約7年ぶりのことだ。これに先立って7月は、金融監督院の李卜鉉(イ・ボクヒョン)院長が栗田庁長に会って、シャトルミーティングの再開について議論した経緯がある。
金委員長は、両国間の金融交流を図るため、2~4日に東京を訪問している。2日、日本経済新聞が主催する「持続可能フォーラム」の講演者として出ており、4日は両国金融圏が共同出資するスタートアップ専用ファンド「フューチャーフローファンド」の発足式に参加する予定だ。
カン・ウソク記者 wskang@donga.com