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オブライエン元米高官「韓国の安全保障、米軍に過度に依存する必要ない」

オブライエン元米高官「韓国の安全保障、米軍に過度に依存する必要ない」

Posted February. 07, 2024 08:36,   

Updated February. 07, 2024 08:36

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「韓国が米韓同盟のためにできることはもっとたくさんある。米軍に過度に依存する必要はない。米航空機や艦艇は中国をさらに抑止する方法で分散される可能性がある」

トランプ前米大統領の最側近で、「トランプ2.0」時代の国務長官候補に有力視されているロバート・オブライエン元大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日(現地時間)、東亜(トンア)日報・チャンネルAのインタビューで、「韓国を含むインド太平洋域内のすべての同盟国の課題は、攻撃的な中国に対応することだ」と述べた。トランプ氏が再選すれば防衛費の増額と在韓米軍の撤退を結びつけて韓国に迫るだろうという一部の推測に反論しながらも、中国牽制のために在韓米軍の構成(configuration)と役割が調整される可能性があることを示唆したのだ。

オブライエン氏は、韓半島の核不均衡により韓国で独自の核武装の主張が出ることについて、「北朝鮮のようにイランも特別な制裁を受けずに核兵器を開発するのを見ると、私もそのような主張に共感する」と述べた。ただ、「最終的に北朝鮮の非核化を達成しなければならない」とし、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記やイランのハメネイ最高指導者ら悪人(bad actors)が核兵器に近づくことを阻止しなければならない」と話した。

トランプ氏が再選すれば、北朝鮮に核凍結と引き換えに制裁を緩和し、核保有国として認めるかもしれないという観測についても一蹴した。オブライエン氏は、「トランプ前大統領が北朝鮮と交渉に乗り出すなら、その理由は北朝鮮の核と弾道ミサイルだろう」とし、「ハノイ米朝首脳会談が決裂したことを思い出してほしい」と語った。北朝鮮の非核化目標を強調する一方、韓国の核武装にも否定的な考えを示したとみられる。

オブライエン氏は、「米日韓は世界で最も強力な中国の対抗馬」とし、「トランプ体制でも3ヵ国首脳会談は続くだろう」と話した。また、「韓国を除いてインド太平洋で強力な同盟体制を構築することは意味がない」とし、「韓国がクワッド(Quad・米国、日本、オーストラリア、インドの4ヵ国協力枠組み)に加入し、オーカス(Aukus・米国、英国、オーストラリアの3ヵ国安全保障枠組み)に招待される可能性がある」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com