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外食が怖い「家庭の月」、ピザとハンバーガーも次々と値上げ

外食が怖い「家庭の月」、ピザとハンバーガーも次々と値上げ

Posted April. 27, 2024 09:17,   

Updated April. 27, 2024 09:17

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ハンバーガー市場で韓国国内トップの韓国マクドナルドが、来月から16製品(全体の22%)の価格を一斉に引き上げると、26日明らかにした。値上げ幅は平均2.8%だ。昨年10月に13のメニューの価格を平均3.7%引き上げてから、7ヵ月ぶりのことだ。ピザハットも、来月2日からガーリックバターシュリンプとチーズキング製品の値上げに踏み切る。

グッネチキンやパパイス、キムガネキンパプなどが最近相次いで値上げに踏み切ったのに続き、外食フランチャイズ価格の値上げが全部門に広がっている。特に第22代総選挙が終わるやいなや、「値上げのリレー」に乗り出したことに対する冷たい視線もある。外食需要が増える5月の「家庭の月」を控えており、庶民の負担はさらに大きくなるものと見られる。韓国消費者院の「外食費の価格動向」によると、3月のソウルの1人前の冷麺の価格は1万1462ウォンで、前年同月比7.2%上昇した。キムパプ(のり巻き)とビビンバもそれぞれ6.4%と5.7%値上がりし、外食物価の上昇を牽引した。金利高の状況が続いているうえ、国際原油価格まで不安になり、今後このような傾向はさらに深刻化する恐れがあるという懸念が出ている。

外食業者らは、原材料価格や人件費、テナント料などの引き上げで製品の価格を上げざるを得ないという立場だ。外食業界の関係者は、「全体消費者物価の引上げ率が3%台である中、人件費や原材料などが大きく値上がりしており、製品価格を上げなければ逆マージンが発生する状況となっている」とし、「このような状況が続けば、今後製品価格はさらに上がる可能性がある」と話した。

政府は同日、非常経済次官会議兼物価関係次官会議を開き、輸入価格を下げるため、白菜やキャベツ、ニンジン、ブドウ、乾海苔、味付け海苔やココア豆の7つの農産物に対して、0%の割り当て関税を適用することにした。また、これに先立って行われた全国116の農水産物流通現場の点検結果を基に、近い将来、「農水産物流通構造の改善案」も出すことにした。


キム・ヒョンミン記者 世宗市=ソン・ヘミ記者 kalssam35@donga.com