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「操業許可証を偽造」中国ニセ漁船が横行

「操業許可証を偽造」中国ニセ漁船が横行

Posted December. 19, 2011 07:46,   

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先月26日午前7時40分、全羅南道新安郡(チョンラナムド・シンアングン)の大黒山島(テフクサンド)北方70キロメートルの海上。農林水産食品部(農水産部)の西海(ソヘ・黄海)漁業管理団の漁業指導船「ムグンファ33」(500トン)が、中国漁船「魯水魚0910」(218トン)を検問したところ、操業許可証がなかった。船長のA氏は、「出港の際、うっかり操業許可証を置いてきた」と主張した。

「ムグンファ33」の職員は、現地にいるこの漁船の船主B氏に操業許可証を農水産部にファックスで送らせ確認した結果、「正常」だった。「ムグンファ33」の職員は、この漁船が「許可を受けた漁獲量より多くを獲った容疑」だけ適用し、担保金1500万ウォンを賦課して解放した。

翌日午後1時50分、全羅南道新安郡の可居島(カゴド)西北43キロメートルの海上。「ムグンファ29」(500t)が「魯水魚0910」を偶然に再び捕まえた。漁船には操業許可証の本物の原本がついていた。漁船の名前は同じだったが、前日検問した漁船ではなかった。前日摘発した漁船には14人が乗船していたが、この日捕まえた漁船には19人がいた。漁船の外形だけでなく船員も違った。前日検問したにせの「魯水魚0910」は無許可で操業したので担保金7000万ウォンを課すべきだったが、すでに逃した後だった。

先月17日午後6時、忠清南道泰安郡(チュンチョンナムド・テアングン)の格列飛(キョクリョルピ)列島の西59キロメートルの海上。「ムグンファ5」が「遼寧魚1189」、「遼寧魚1190」(129トン)を拿捕(だほ)した。これらの中国漁船は堂々と操業許可証を提示した。しかし、操業許可証は偽造であることが確認された。「排他的経済水域(EEZ)」を「排他均経済水域」と表記したり、文字の間隔が合わず、誤字もあった。「ムグンファ5」は、これら2隻の漁船が無許可操業をした事実を指摘し、それぞれ担保金6000万ウォンを課した。

このように、韓国政府が発行した正式の操業許可証をコピーして数隻が共有したり、操業許可証をねつ造して西海の韓国側EEZで操業する「にせ漁船」が横行している。不法操業漁船に対する韓国政府の取り締まりが強化され、昨年から次第に増え始めた中国のこのような「にせ許可漁船」は、西海漁業管理団が昨年2件、今年に入って3件、実際に摘発するほど多くなっている。操業許可証をコピーした「にせ漁船」は、同時に拿捕されなければ不法操業の事実を摘発することが難しいという点で、摘発件数の数百倍、数千倍にのぼるとみえる。

西海漁業管理団は18日、今年、許可証の不備、操業日誌の記載不備などで拿捕した中国漁船は123隻(無許可38隻は含んでいない)と明らかにした。これら123隻のうち、にせの許可証だったり、許可を受けた漁船の名前を盗用した中国漁船もかなり含まれている可能性が高い。



peneye09@donga.com