米下院のヘンリー・ハイド国際関係委員長が20日、北朝鮮を「犯罪政権(Criminal Regime)」と批判したアレクサンダー・バーシュボウ駐韓米国大使に、激励の書簡を送った。これは非常に異例的な行動だ。
ハイド委員長の書簡は、潘基文(バン・ギムン)外交通商部長官がバーシュボウ大使に発言の自制を公式要請したことに対し、また、一部の政治家がバーシュボウ大使の本国召還要求決議案まで取り上げたことに対して、遺憾の意を示したものと解釈される。
ハイド委員長は書簡で、「核拡散、貨幣偽造、人権侵害や不法行為で、米国国民や国際共同体の安全と繁栄を脅かす政権をかばおうとする人々は、米国や米国民の友人ではない」と断言した。
そして、「米国の運命は50年以上も、韓国の運命に縛られている」とし、「そのような点で、バーシュボウ大使が、民主主義と人権をはじめとする米国の価値を強く守り、米国の貨幣を偽造して、米国の経済的安保を脅かそうとする者に責任を質したことに対して、賛辞を送りたい」と述べた。
また、ハイド委員長は、脱北者問題をおろそかにする韓国と中国政府をともに批判した。
そして、「この季節に北朝鮮の暴政のために苦しむ人々や、中国で難民として避難所を求める人々のことを考えるべきだ。罪のない人々に苦痛を与える者は、『犯罪政権』の構成員だ」と非難した。
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