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「急増する中国人海外旅行客を誘致せよ」

「急増する中国人海外旅行客を誘致せよ」

Posted June. 28, 2010 08:39,   

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「世界の旅行業界は、中国人観光客の誘致に血眼になっている」

韓国観光公社の沈定輔(シム・ジョンボ)北京支社長は27日、北京国際展覧センターで開かれた第7回北京国際観光見本市でこのように話した。閉幕直前だったが、多くの観覧客が押し寄せた。中国人が裕福になり、人民元高も重なって、中国内で海外旅行の需要が爆発している。

会社員の蒋若愚(25)さんは、「今回の夏の休暇は海外旅行しようと思っている。高いと思って躊躇していたが、思ったより高くない」と話した。

見本市の規模も大きくなった。自国の観光資源を広報しようと国際館にブースを設置した国家は、昨年の82ヵ国から今年は約100ヵ国に急増した。さらに、アルジェリア、ケニアなどアフリカ国家の航空会社や旅行会社も、見本市に参加した。過去とは違って、中東国家もかなり目についた。

中国内の旅行関連会社も集まった。海外に観光客を送り出す旅行会社だけで、約500社が参加した。また、観光客を自国内につかまえようと約400のリゾート、別荘業者も参加した。見本市の観覧客は、昨年の12万人から約25%の増加が見込まれている。

今年の見本市で初めて旅行商品を販売した中国2位の旅行会社・中国青年旅行会社側は、「25、26日の2日間で、150万人民元(約2億7000万ウォン)分の旅行商品を販売した。期待以上の成果だ」と話した。

海外旅行の中で韓国旅行は特に人気があった。中国青年旅行会社の李泉・韓国旅行担当者は、「ビザの問題が米国や欧州より容易で、価格が相対的に安いので、韓国や日本を尋ねる人が多い。しかし、韓国行きの飛行機のチケットを手に入れるのが大変難しい」と話した。

今年、韓国は、観光公社の主管で8つの地方自治体を含む12の機関が18のブースで広報活動した。韓国側関係者の表情は明るかった。彼らは、「韓国旅行の潜在力を確認した。中国人の関心分野は、ソウルでのショッピング、済州道(チェジュド)観光や新婚旅行、医療観光の3タイプ」と口をそろえた。

特に、医療観光への関心は日増しに熱くなっている。延世(ヨンセ)SK病院、フーズフー、JK整形外科など、今回の見本市に参加した韓国の医療関係者は、準備した数千、数万枚の広報パンフレットがすべてなくなったと話した。韓国観光公社は、中国人の韓国訪問は、5月には前年対比78.3%増加し、6月にも90%ほど増えると見通した。



mungchii@donga.com