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「オバマは故郷の英雄」ケニアとインドネシア盛り上がる

「オバマは故郷の英雄」ケニアとインドネシア盛り上がる

Posted June. 06, 2008 04:27,   

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バラク・オバマ上院議員が米国史上、初の黒人大統領候補になったというニュースをうけ、オバマ議員と縁のある地球反対側の国々までが搖れているとAP通信が5日配信した。

オバマ議員の父親の故郷であるケニアは、祭りのような雰囲気に包まれている。オバマ議員の父親の家族がいる西部の大都市キスムでは4日、市民がテレビの前に集まってオバマ議員の指名争いの勝利演説を見守り、歓呼の声を上げた。

市民らは「オバマビール」で乾杯をしながら「バラクがケニアに学校と病院を建て、孤児院も支援してくれるだろう」、「オバマがケニアの貧困を無くしてくれるに違いない」と話し、その喜びを隠さなかった。

現地の各マスコミも、このニュースを先を争うようにトップ記事として報道した。英文日刊紙の「デイリーネーション」は、オバマ議員の父親であるバラク・フセイン・オバマ氏が1959年に国費留学生として米国で勉強したことに触れながら「ケニア留学生の撤いた種がホワイトハウス入りを夢見る有力政治家になって帰ってきた」と報じた。

オバマ議員の祖母にあたるセーラ・フセイン・オバマ氏と叔父のサイド・オバマ氏は「彼に米国の大統領になってほしい」と述べ、「選挙で勝つことを祈っている」と話した。

セーラ氏は、オバマ議員の祖父の最初の妻ではないため、オバマ議員とは直接的な血縁関係はない。しかし、オバマ議員は祖母と親族らが暮しているコゲロ村を3回訪れ、セーラ氏を二度も米国に招待するなど、ケニアの親戚にも深い愛情を寄せていた。

2006年、ケニアの選挙が暴動事態に拡大した時は、現地のラジオを通じて平和を訴えたこともある。

オバマ議員が幼少時代を過ごしたインドネシアでも、オバマ議員を「故郷の英雄」と呼び、指名獲得の勝利を祝う声が相次いだとAP通信は伝えた。オバマ議員は6歳の時に、インドネシア人の男性と再婚した母親に付いてジャカルタへ渡り、そこで4年間過ごした。

小学校時代にオバマ議員の親友だったカヒョノ氏は、「オバマがそんなに立派な人になるとは想像もできなかった」と述べ「彼は平凡だったが、活動的だったし、汗を流すまでボール遊びをしたりした」と思い出を振り返った。

この学校の校長は「オバマ議員が学校を訪問してくれることを願っている。これはインドネシアと米国の関係の増進にも一助になると思う」と話した。



lightee@donga.com