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ソウル弁護士会が「ベスト裁判官20人」を初選定

ソウル弁護士会が「ベスト裁判官20人」を初選定

Posted January. 12, 2010 08:51,   

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ソウル地方弁護士会(金鍱会長)はいわば、「朴淵次(パク・ヨンチャ)ゲート」など、昨年の主要不正事件の裁判を担当したソウル中央地裁・刑事合意23部の洪承勉(ホン・スンミョン)部長判事、刑事合議22部の李圭鎭(イ・ギュジン)部長判事など計20人を今年の優秀裁判官に選び、この裁判官への評価結果を18日に、最高裁判所に伝えることにした。

国内弁護士の70%が加入しているソウル弁護士会は、所属会員弁護士7000人余りを対象に、この1年間、全国の判事らに対する評価を行った結果、11日現在、555人の弁護士が参加し、1822件の評価表の提出を受けたと明らかにした。昨年1月に初めて、最高裁判所に提出された評価表1003件に比べ、80%増加した。5件以上の評価を受けた裁判官も、47人から、今年は100人余りに増えた。

ソウル弁護士会は、裁判官評価2年目である今年は、点数の高い優秀裁判官リストを公開する計画だ。上位20位圏の裁判官のうち17人は、ソウル地域の判事であり、2人は水原(スウォン)地裁所属の判事、1人は議政府(ウィジョンブ)地裁所属の判事だという。彼らを全て公開するか、それとも上位の10人だけ公開するかはまだ決まっていない。

優秀な裁判官らは、△公平な裁判や、△品位ある言動、△徹底した記録の把握などが高く評価され、大半が90点を上回っている。一方、ソウル中央地裁の某判事など、下位10人の裁判官らは、△高圧的な言動、△偏った裁判進行、△合意、または自白強要などの指摘を受けた。金鍱(キム・ヒョン)会長は、「最高裁判所で、評価の結果を裁判官への人事に積極的に反映すれば、裁判官らもすばらしい裁判の進行に向け、努力するだろう」と明らかにした。

裁判所は、憲法機関である個別裁判官を、弁護士団体の自主的基準に基づいて点数をつけることに不快を示している。しかし、昨年末、慶南(キョンナム)地方弁護士会が、裁判官への評価を開始しており、釜山(ブサン)地方弁護士会も参加を検討するなど、裁判官を巡る評価制は全国に広がる兆しを見せており、ひたすら無視するのも難しいという雰囲気である。裁判所のある関係者は、「すでに始まった制度なら、各界各層が参加し、公正な評価が行われるよう努力すべきだ」とし、「裁判官を巡る人事に働きかけるよりは、評価表を個別裁判部に伝え、裁判部が自らを省みる機会にすべきだ」と話した。

弁護士らがまとめる裁判官への評価表には、△公正・鋻廉さ、△品位・親切さ、△職務への誠実さ、△職務能力、△迅速・適正さの5項目について、それぞれA〜E等級をつけ、具体的な事例をあげるようになっている。昨年は、15件以上の評価を受けた裁判官47人の資料や、上位と下位それぞれ10人の裁判官への評価表が最高裁判所に提出された。裁判官全員の平均点数は75.4点であり、上位裁判官10人は87点以上を、下位の裁判官10人は57点以下の点数がついた。



bell@donga.com