中国のある遊園地がミニスカートをはいた女性に入場料を割引したことをめぐって、性を商品化するという議論が広がっている。
6日、香港紙サウスチャイナモーニングポストによると、広西省桂林の楽満地テーマパークは7、8月、長さ38センチ以下のスカートをはいた女性に対し、110人民元(約1万9000ウォン)の入場券を半額の55人民元で販売する。スカートの長さはチケット売場の職員が定規で測る。更には先月21、22日を「10人民元デイ」に決め、スカートの長さが38センチ以下の女性に対し、入場券を10人民元に値引きした。
中国のマスコミや学会、インターネットでは賛否両論が厳しく対立している。利口なマーケティングという評価がある反面、女性を下品なやり方で商品化したという批判も多い。
上海大学社会学科の顧俊教授は、「世間にはミニスカート・マーケティングの他にも多様なイベントがある。4月の北京オートショーの場合、レースクイーンが過度にセクシーな衣装を着て『北京胸ショー』と呼ばれたのではないか」と話した。反面、フェミニズム専門家の上海社会科学院の徐安鏻研究員は、「下品なマーケティングで、賢くない方法」と指摘した。
楽満地側は、「スカートの長さを基準に入場料を値引きするのは倫理的な問題ではない。短いスカートは公園の風景を若くて元気で美しくしてくれる」と反論した。また、「ターゲットクライアントが広西と湖南地域の住民だが、ここの女性の平均身長は160センチしかなく、ミニスカートをはいても膝の上まで覆われるので、わいせつではない」と主張した。
一部の女性客はミニスカートをはいて入場した後、パンツや長いスカートに着替えたりもしているようだ。
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