Go to contents

「男子バレーボール観戦罪」 イラン系英国人女性が保釈

「男子バレーボール観戦罪」 イラン系英国人女性が保釈

Posted November. 25, 2014 04:18,   

한국어

男子バレーボールの試合を観戦しようとして懲役1年の刑を宣告され、投獄されたイラン系英国人女性、ゴンチェ・ガバミさん(25)が、健康状態悪化のため5ヵ月ぶりに保釈されたと、BBCが23日付で報じた。ただ、裁判所が残る刑期の服役方法を決めず、英国に戻ることはできなかった。

父親がイラン人、母親が英国人のガバミさんは、ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)で法学を専攻した後、イランで女性の権利運動をしてきた。ガバミさんは今年6月、仲間と伝統的な濃い色のヒジャブではなく、白いずきんをかぶってイランとイタリアのバレーボールの試合を観戦しようとして逮捕された。イランは、2012年から女性の男子バレーボールの競技場への出入りを禁止してきた。

イラン政府は、ガバミさんを悪名高いエビン刑務所の独房に収監し、今月初め、懲役1年旅行禁止2年を宣告した。これに対して、ガバミさんがハンストで抗議し、女性の人権弾圧論議が起きた。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ガバミさんを良心の囚人と見なして釈放を求め、英国政府も憂慮を表明した。しかし、二重国籍を許さないイラン政府は外圧をものともしなかった。

裁判所の突然の保釈決定は、刑務所の劣悪な環境とハンストでガバミさんの健康状態が悪化したためと見える。ガバミさんの家族は、「24日はガバミの誕生日だ」と喜んだ。