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ウィリアム王子、習近平主席にエリザベス女王の親書手渡す

ウィリアム王子、習近平主席にエリザベス女王の親書手渡す

Posted March. 03, 2015 07:19,   

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英国王室から29年ぶりに中国を訪れたウィリアム王子が2日、北京の人民大会堂で習近平国家主席と会い、年内の訪英を招請する内容のエリザベス女王の親書を手渡した。

習主席は、「中国と英国は東西方文明の重要な代表国家であり、両国間の交流強化は世界文明の進歩に大いに貢献する」とし、「女王の招待に応じて英国を訪問することを期待する」と快く受諾した。

習主席が好きなサッカーも話題にのぼった。習主席は、「英国などサッカーの強豪国から多くを学びたい」と述べると、王子は「習主席がサッカーファンだと知っています。(英国の)プレミアリーグに参加する中国人選手が増えることを希望します」と述べた。

ウィリアム王子が中国を訪問するのは今回が初めてで、王室の一員が中国大陸を訪れたのも、エリザベス女王がフィリップ殿下と訪中した1986年以来だ。第二子を出産予定のキャサリン妃は同行しなかった。

中国は、ウィリアム王子の訪問の直前に1年間の象牙輸入禁止措置を発表するなど、動物保護に関心の高いウィリアム王子に誠意を示した。ウィリアム王子も英国を出発する前、中国語で新年の挨拶をするなど、中国に親近感を示した。

ウィリアム王子は同日午前、明の時代から皇帝の宮廷となった紫金城とチャールズ皇太子財団が寄付した史家胡同博物館を見学し、午後には上海に移動した。ウィリアム王子は4日、雲南省を訪れる予定だ。

ウィリアム王子は今回の訪問では文化交流の分野に重点を置き、政治的な活動はしない模様だ。英国と中国の間で昨年、香港の民主化を要求する市民が行った79日間の都心占拠デモをめぐって葛藤が生じた。最近も、英国外務省が先月26日に香港レポートで、「中国は香港の民主主義に対して意味のある措置を取らなければならない」と指摘すると、中国外務省が翌日、「英国が香港に干渉する権利はない」と述べた。