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シャトルコックのカップルは多いけど…夫婦が並んで表彰台に

シャトルコックのカップルは多いけど…夫婦が並んで表彰台に

Posted December. 15, 2015 07:24,   

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今年、世界バドミントンの「王中王」を決める最後の大会となったワールドスーパーシリーズ・ファイナルミックスダブルスで優勝したクリス・アドコック(26)とガブリエル・アドコック(25)は、夫婦(写真)だ。世界ランキング7位のアドコック組は13日(現地時間)、アラブ首長国連邦のドバイで開かれた決勝で、これまで3回対戦してすべて敗北した世界ランキング6位の韓国のコ・ソンヒョン(金泉市役所)とキム・ハナ(三星電気)組を2−0で破った。バドミントンの本家と言われている英選手が、優勝賞金が8万4000ドル(約1億ウォン)もあるこの大会のトップに立ったのは初めてのこと。勝利を決めた後、ガブリエルは、夫の懐に抱かれた歓声を上げた。

クリスとガブリエルは、10代半ばだった2006年、英バドミントン代表チームの訓練場で初めて出会い、2013年の結婚後、全盛期を迎えている。二人の選手は来年、リオデジャネイロオリンピックで、並んで表彰台の一番高いところに立つ夢を見ている。

バドミントンのコートには、「シャトルコックカップル」が多い。1992年にバルセロナ五輪で優勝したインドネシアのクスマとスサンティ、2008年の北京五輪で金メダルと銀メダルをと獲得した中国の林丹謝杏芳などが夫婦だ。韓国にも金東文(キム・ドンムン)とナ・ギョンミンを始め、大韓バドミントン協会の金重洙(キム・ジュンス)専務と和順(ファスン)郡庁の鄭明熙(チョン・ミョンヒ)コーチ、大教(テギョ)の成漢國(ソン・ハングク)元監督と韓国体育大学のキム・ヨンジャ教授などの例がある。バドミントンは国際大会が多く、1年の半分以上を海外で過ごし、合宿訓練も多いので、選手らは自然と親しくなる。しかし、その大半は引退後結婚する。アドコック夫婦のように、ミックスダブルスのカップルで活動するケースは異例と言える。

英スポーツ心理学者のレベッカ・サイムスは、「エリートスポーツ選手らは自分の成果に集中するエゴ性向がある。レジャー時間が足りず、食生活にも制約が多い。しかし、スポーツ選手同士は、相手をよく理解し、目標を共有するため、親しくなりやすい」と話した。



kjs0123@donga.com